Hermides Meneses / Colombia

Hermides Meneses / Colombia

March 23, 2026

Hermides Meneses / コロンビア

Pink grapefruit, Lychee, Floral, Almond.
ピンクグレープフルーツやライチの果実味、フローラル、アーモンドの甘さ。

生産国: Colombia (コロンビア)
生産者: Hermides Meneses (エルミデス・メネセス)
農園: La Esperanza (ラ・エスペランサ)
産地: Huila (ウイラ) > Tarqui (タルキ) > El Triunfo (エル・トリウンフォ)
品種: Pink Bourbon (ピンクブルボン)
精製方法: Extended Fermentation Washed
標高: 1,950 masl
収穫時期: 2025



南米コロンビアのウイラ県タルキ市にある山間の村で、エルミデス・メネセスさんが小さなコーヒー農園を営んでいます。農園の名前は「ラ・エスペランサ」。スペイン語で「希望」という意味です。この名前には、メネセス家の夢と努力が込められています。

メネセスさんの家は二代にわたってコーヒーを作ってきましたが、実は彼自身は長い間、果樹栽培をしていました。しかし5年前、コーヒーには将来性があり、国内外の市場で特別な地位を占める作物だと確信し、コーヒー作りに専念する決意をしたのです。今では、このコーヒーが家族の生計を支える大切な存在となっています。

農園があるのは、標高1,950メートルの高地。平均気温17度という涼しい気候のセラニア・デ・ミナス山脈は、コーヒー栽培に最適な環境です。1ヘクタール(サッカーコート約1.5面分)の農園全体で、「ピンクブルボン」という特別な品種だけを育てています。この品種は地域のコーヒー農家たちに相談して選びました。カップに注いだ時の素晴らしい風味の可能性があり、この土地の条件にぴったり合うからです。

メネセスさんは従来の栽培方法を採用し、常に農園を見回って状態をチェックし、害虫は手作業で取り除いています。肥料は、コーヒーの木が必要とする時期に合わせて4か月ごとに与えます。このような丁寧な管理により、年間25袋の乾燥パーチメント(コーヒー豆を薄い殻で包んだ状態)を安定して収穫できるようになりました。一粒一粒が家族の努力を表すよう、常に心がけているそうです。



 

収穫したコーヒーの実は、すぐには加工しません。まず12時間そのまま寝かせてから、水を使わずに果肉を取り除きます。その後、蓋をしたプラスチック容器の中で最大70時間(約3日間)発酵させます。この工程により、コーヒーの特性がより良く保たれるのです。発酵が終わったら一度洗い、袋に入れて12時間寝かせます。各工程の後は必ず設備を洗浄し、すべてを清潔に保っています。

乾燥は「トラック型」と呼ばれる屋根付きの乾燥棚で行います。20日から30日かけて、水分量が10.5%になるまでじっくり乾燥させます。この乾燥工程は、豆の耐久性と保存性を高めるために欠かせません。乾燥後は保護袋と麻袋で二重に包んで保管し、壁から離したパレットの上に15日間置いて、品質を安定させてから出荷します。

メネセスさんの特徴は、湿った状態のコーヒーを決して販売しないことです。必ず乾燥パーチメントの状態まで仕上げることで、製品により多くの価値を加えています。

2025年のコロンビア・ウォッシュドコーヒー・フェスティバル(伝統的なウォッシュドコーヒーだけを評価する品評会)では、メネセスさんが出品した320キロのピンクブルボンが、47の出品の中で第7位に入賞しました。4,336,766ペソ(約17万円)のプレミアム価格がつき、総額12,131,324ペソ(約48万円)で取引されました。このコーヒーは日本で販売され、メネセスさんは大きな満足を得ています。

収穫の時期には2人の臨時労働者を雇い、他の市から来る人には宿泊施設も提供しています。メネセスさんと家族は政府の社会保障プログラムSISBENに加入し、教育と医療のサービスを受けながら、2024年からFFTコロンビアという会社の倉庫にコーヒーを納品しています。

「ラ・エスペランサ=希望」という農園名が示すように、メネセスさんは家族の夢を背負いながら、世界に認められる高品質なコーヒーの生産に情熱を注ぎ続けています。 



 



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